並列の抵抗がなんで$\frac{1}{R}=\frac{1}{R_1}+\frac{1}{R_2}$で表されるか今更だけど考えてみた。
↑のような回路では、
全体の抵抗$R$は
$\frac{1}{R}=\frac{1}{R_1}+\frac{1}{R_2}$というふうに表されます。
これを導いてみます。
まず、抵抗$R_1$は
\[ R_1 = \frac{V}{I_1} \]
と表され、
これを変形すると、
\[ I_1 = \frac{V}{R_1} \tag{1} \]
同じように、抵抗$R_2$は
\[ R_2 = \frac{V}{I_2} \]
これを変形して、
\[ I_2 = \frac{V}{R_2} \tag{2} \]
となる。
全体の抵抗$R$は
\[R=\frac{V}{I_1+I_2} \]
であり、これの逆数が、
\[ \frac{1}{R}=\frac{I_1+I_2}{V}\]
(1)、(2)を代入して、
\[ \frac{1}{R}=\frac{\frac{V}{R_1}+\frac{V}{R_2}}{V} \]
分母と分子を$V$で割ると、、
\[\frac{1}{R}=\frac{1}{R_1}+\frac{1}{R_2}\]
となる。