第二種電気工事士に合格した (合格体験記)
第二種電気工事士に合格しました。一発合格です。 一般的に工業高校生が受ける試験なので、理系大生 (高校は普通科) が受けても余裕で受かるだろうという感じで受けました。
8 月末に受験の手続きを行い、おおよそ 2 か月おきに筆記試験及び技能試験があったため、3ー4 か月程度の勉強しました。
10 月末に行われた筆記試験ですが、勉強しておけば余裕です。 難しいところは捨てるという考え方の人もいますが、難しいところでも頑張って理解しておいたほうがいいです。 (理解しなくても過去問解ければそれはそれでいい。特に計算問題など) 過去問で 8ー9割取れるようであれば、ほぼ合格圏内でしょう。
次に、12 月末に行われた技能試験ですが一通り練習しないと詰みます。1 回でも練習すれば余裕です。(人による) 制限時間40分あるうち、25 分経過時点で残り見直しのみとなり、おそらく教室内で一番早く終わった雰囲気でした。 横の人は未完成で詰んでいました。なので、練習が大事です。遅くても 30 分以内に終わることを目指したいところです。
技能試験のポイントについていくつか書きます。
一つ目は、ケーブルの切断ミスを防ぐことです。 ケーブルの切断ミスを防ぐためにケーブルを切るのは最後にしましょう。 とはいっても、使用する配線を間違えたとかで切ってしまった場合には、この対策はあまり意味がありません。(誤って別のケーブルを使用してもほとんどの場合で修正可能)
- 器具に挿入する部分をストリップする
- ケーブルを器具に挿入
- ケーブルの長さを測る
- ケーブルを切る
とすれば、確実にケーブルのミスは防げます。とはいえケーブルが余ったりしますが、問題ありません。
- ケーブルの長さを測る
- ケーブルを切る
- 器具に挿入する部分をストリップ
- ケーブルを器具に挿入
とすると、間違えて切った後に面倒です。
二つ目は欠陥を防ぐことです。 欠陥は、1つでもあればアウトです。 欠陥は全て覚えたほうがベストではありますが、明らかに欠陥というものは覚えておく必要はないと思います。 これ欠陥なの?と思うようなものだけ注意して、あとはきれいに作れれば、おおよそ大丈夫です。
一番欠陥が起こりやすいと思うものは引っ掛けシーリングです。 台座から 5mm 以上、芯線が 1mm 以上見えたらアウトで、YouTube の動画を見ていてもたまにこの欠陥がみられます。
三つめは道具です。
これがないと始まらない。必須。
芯線の長さを測るのに便利。買うべき。
VVR ケーブルのシースをはがすときに便利。買うべき。
絶縁電線電線をスイッチ・コンセントから外すときや、持ちづらいウォーターポンププライヤーのかわりにロックナットを閉めたり、リングスリーブを押し込んだりできる。便利、買うべき。
圧着するときに便利。1つで十分。ケーブルを買ったときについてくることがあるので、別途購入の必要はないかも。
アウトレットボックスのゴムブッシングを切ったりできる。いざというときに便利だが、必ずしも必要かといわれると微妙。
免状申請後届き次第、家のコンセント、スイッチ、引掛けシーリングなどの修理ができるようになります。
いままでかかった費用は交通費除いて約 54,000円。免状申請の費用も必要なので、もう少しかかりそうです。
以上。